中村文則『教団X』をオーディオブックで聴いてみた。

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絶対的な闇、圧倒的な光。

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中村文則

『教団X』

をオーディオブックで聴いてみました。

 

使った媒体は

FeBeというオーディオブック配信サービスです。

 

教団Xあらすじ

ある2つの宗教組織の間で繰り広げられる物語。

主人公の楢崎は、ある女性を探すため

ある宗教組織に入信しようとします。

しかし、その組織はその想像していた

いわゆる教団というものとはやや異なるものであり

そこには探していた女性はいなかった。

そこで楢崎はその宗教組織の人に

探している女性の名を告げるが、誰も名を知らない。

そこで今度は彼女の写真を見せると、彼らの様子が明らかに変わる。

彼らは楢崎に別のカルト教団を紹介する。

そして、楢崎はその教団を訪ねることなるが…。

 

やはりすごい。

最初にこの本を読んだときは

はっきり言って衝撃を受けた

と同時に

色んなことが詰め込まれ過ぎていて

正直混乱しました。

 

人間とは何か。世界とは何か。

宗教、量子論、宇宙、男女、性、お金、貧困、戦争、生死

など

ありとあらゆる領域や分野のことが

1冊の本に詰め込まれているので。

 

ですが

オーディオブックで聴くと

よりエンターテイメント性が高まって

耳から色んな言葉がすっと入ってくるので

純粋に面白く、さらに理解も深まりました。

 

20人のナレーター

そんなオーディオブックの『教団X』では

20人のナレーターが本の登場人物に

なりきって話を展開してくれます。

 

これがまたすごい。

 

プロの声優や俳優の方が

朗読してくれているので

臨場感が凄くあります。

 

朗読で聴くと、本を読む以上に

場面の光景がよりリアルに想像できたような気がします。

 

泣いてしまった。

最終章に

松尾さんの妻、芳子さんが

集会に集まった人々に語る場面があるのですが

その言葉に僕は恥ずかしながら泣いてしまいました。

 

中村さんの小説の

あとがきによく書かれている

共に行きましょう。

という言葉が

今回は

物語の中の芳子の言葉にありました。

 

最後に語られるこの言葉はいつも

心にぐっと迫ってくるものがあります。

 

夜の帰り道で

この最終章を聴いていて

恥ずかしながら泣いてしまいました。

 

最後に

ということで

すごいすごいばかり言っていますが

本当にすごいです。

 

僕が最初この本を本屋で見たときに

表紙の不気味さとカルト教団の話だと聞いていたので

正直ちょっと取っ付きづらくて

少し避けていたところがあったのですが

読んでみたらそんな思いは完全にどこかに消えました。

 

この本には

僕たちに人間にとって本当に大切なことが

たくさん詰まっているように思います。

 

この本が多くの人に

広がればいいいなと本当に思います。

 

・・・

 

小説を聴くということは

今回が初めてでしたが

思っていた以上に良かったです。

 

朗読は約18時間もあって

最初は長すぎるなと思っていましたが

ただ単調で淡々とした読んでいるという感じではなく

ナレーターの話す声の背後には音楽や

交換音なども散りばめられていて

楽しく聴くことが出来ました。

 

小説は読むのもいいですが

聴くのも良かったです。

 

ちょっとハマってしまいそうです。

 

 

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